米ゴールドマン・サックス・グループは、買収・合併助言や証券引き受けを手掛けるバンカー約100人に、2016年のボーナスを支給しなかった。個人成績不振のため暗に退社を勧められる従業員の数が増えたもようだと事情に詳しい関係者が明らかにした。

  関係者が匿名を条件に述べたところによると、過去数年は上司からの評価の低いバンカーも幾らかのボーナスを得ていた。ここ数週に支払われるはずのボーナスを受け取れなかった従業員の数は、前年より多いという。ボーナスは通常、バンカーらの報酬の主要部分になる。

ゴールドマン・サックスの会社ロゴ
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Photographer: Scott Eells/Bloomberg

  資本が十分あり利益を出している金融機関のバンカーやトレーダーにとって、ボーナスがないというのは通常、不要な人材であり転職を模索した方がよいことを強くほのめかす事態だ。業界では「白紙」受け取りとか、「ガチョウの卵(ゼロを意味する)」あるいは「ベーグル」「ドーナツ」をもらうといった隠語で表されるという。

  ウォール街では個人の成果が年末ボーナスの数字に集約される。ゴールドマンは年末の成果レビューで従業員を5グループに分ける。今回は成績で下から20%の最下位グループはボーナスがなかったという。経営陣は成績優秀者には報いる必要があると判断し、全体としての報酬費用をコントロールするため生産性が低かった従業員はボーナスをなしにすることにしたと、関係者2人が述べた。

  ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Goldman Sachs Said to Deny Bonuses for 100 Investment Bankers(抜粋)

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