フランス最大の銀行BNPパリバがダブリンで面積約5万平方フィート(約4600平方メートル)のオフィス物件を探していると、事情を知る関係者2人が明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う商業不動産獲得の競争激化につながる可能性もある。

  情報が非公開であるとして匿名を条件に取材に応じた同関係者によると、BNPの担当者は市内の利用可能なオフィス物件を見学して回った。同行は、ダブリン市内にある4拠点で現在約500人の人員を抱えていると電子メールで回答。

  BNPは「運営体制を最適化する方法を常に検討しており、これら4拠点を一つに統合する可能性についての検討はまだ極めて初期の段階にある。ダブリンでオフィススペースを増やすことは検討しておらず、現時点ではオフィス移転の計画もない」と説明している。

  関係者の1人は、今回のBNPの動きは英国のEU離脱とは無関係だと語った。ただ、英国に事業拠点を置く多くの企業が市場アクセス維持のためにEU加盟国へのスタッフ移動を計画しており、商業不動産市場は一段とひっ迫しかねない。不動産仲介業者HWBCは今月、ダブリンで年内完成予定のオフィス物件の半分以上においてテナント企業がリース契約で合意していると指摘した。

原題:BNP Paribas Scouts Dublin Offices as Brexit Space Squeeze Looms(抜粋)

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