ドルは「政治的に退屈な」2017年に上昇し、1ドル=125円、対ユーロではパリティ(等価)にそれぞれ近づくと、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツが予想した。16年のように反体制派のまさかの逆転劇が起きる可能性は低いとみている。

  焦点は再び経済、特に米国と欧州・日本の間の金融政策乖離(かいり)に移り、これがドル押し上げ要因になると、ロンドン在勤の債券担当ディレクター、ジョン・ベック氏が述べた。

  16年には英国の欧州連合(EU)離脱選択とドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利という驚きがあった。17年はフランスとドイツ、オランダで重要な選挙があるが、昨年の繰り返しはない公算だと同氏はみている。反ユーロのルペン国民戦線(FN)党首が次期仏大統領に選ばれる可能性は低く、ドイツでメルケル首相が敗れたとしても、その相手は中道の政治家だろうという。

  「16年が政治に衝撃が走った年なら、17年は経済の基本に立ち返る年になるのではないか。恐らく金利上昇がドルを支えるだろう」と、ベック氏はシンガポールでのインタビューで語った。

  ロンドン時間14日午前6時31分のドル相場は1ドル=113円31銭、1ユーロ=1.0620ドル。

原題:Templeton Sees Dollar Near 125 Yen Amid ‘Political Boredom’ (1)(抜粋)

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