商品相場はここ3年近くで最長の上昇を続けており、上場投資信託(ETF)投資家の注目が集まっている。

  ブルームバーグ・インテリジェンスが集計したデータによると、2月に入って10日までに約30億ドル(約3400億円)がロングのみの商品ETFに流入し、月間ベースで昨年7月以来の大幅な資金流入となる勢い。貴金属に26億ドルが流入したことが主に増加をけん引したが、エネルギーや農産物、工業用金属へも資金が流入している。米政府のデータによれば、資産運用会社は商品18品目のうち16品目について強気姿勢を示している。

  ヘッジファンドや個人投資家による投資は、工業用金属や大豆など原材料の最大の消費国である中国の安定化の兆しと、減税公約を含むトランプ米大統領の政策が米国の経済成長を押し上げるとの観測が追い風となっている。このことが、銅やニッケルなどの原材料の供給が逼迫(ひっぱく)する中、需要回復を後押ししている。

  スタイフェル・ニコラウスの運用担当者チャド・モーガンランダー氏は、中国の需要見通しに対する「極度の高揚感」が商品ETFの押し上げにつながっていると指摘。シティグループやゴールドマン・サックスなど複数の銀行は商品相場の世界的な反騰に自信を表明し、ゴールドマンの商品担当調査責任者ジェフ・カリー氏は1月に原材料に対する投資判断を「オーバーウエート」で据え置いた。

原題:ETF Buyers Pile Into Commodities Over ‘Euphoria’ on China Demand(抜粋)

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