ロシア当局者との不適切な接触疑惑の渦中にいたマイケル・フリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が13日、辞任した。米国を外国のテロから守ると約束してホワイトハウス入りしたトランプ大統領の国際戦略チームに大きな痛手となる。

  トランプ大統領の就任後3週間でのフリン補佐官辞任は、イスラム圏7カ国の市民の米国への入国を一時禁止した大統領令をめぐる抗議デモや裁判所の停止命令に見舞われているトランプ政権の政策運営をさらに混迷させそうだ。

  ホワイトハウスのスパイサー報道官は同日遅くにフリン補佐官の辞任を公表した声明で、フリン氏の首席補佐官だったキース・ケロッグ氏が国家安全保障問題担当の大統領補佐官代行に指名されたことを明らかにした。

  フリン氏は辞意を表明した書簡で、ロシアとの接触についてペンス副大統領に「不注意で」誤った情報を伝えたと述べ、「事態の急速な進展」が理由だと説明した。

  フリン氏が駐米ロシア大使と対ロ制裁について議論したかどうかについてペンス副大統領を欺いたとの疑惑が広がる中、ホワイトハウスは13日午前、フリン氏の行動を引き続き「精査している」と説明していた。政権当局者によると、ホワイトハウスは司法省の警告を受けて数週間にわたりフリン氏の行動を調査していた。米紙ワシントン・ポストの先の報道では、イエーツ前司法長官代行ら同省高官がトランプ政権に対し、フリン氏がロシアとの接触に関して政権上層部を欺いており、ロシアの脅迫に対して弱みを持っている可能性があると指摘していた。

原題:Trump National Security Adviser Flynn Quits Amid Russia Contacts(抜粋)

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