トランプ米大統領が米経済を急発進させることに懐疑的な陣営に、ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミストのジャン・ハッチウス氏が加わった。

  ゴールドマンの政治アナリストらがトランプ大統領の保護主義的政策のリスクを指摘した1週間後、ハッチウス氏とエコノミストのジャリ・ステーン氏は、政府支出拡大による景気浮揚は遅れるだろうとして、支出法案の成立が2017年遅くか18年序盤になるとの見通しを示した。さらに、トランプ大統領の政策の中の「マイナスの部分」は依然として相当大きいとも指摘した。

  「米政府の政策をめぐるリスクはややネガティブ方向に転換した」とエコノミストらは記述した。
  
  実際に、トランプ大統領の計画を基にゴールドマンが推定したデータを連邦準備制度の景気予測モデルに当てはめてみると、同大統領の政策は任期満了時点までに、現状維持の場合に比べて成長に負の影響を与えるという結果が出る。

  基本シナリオに対する落ち込みは、財政出動によるプラス効果が薄れる一方、労働力拡大への制限が残ることで拡大する。「輸出に対する事実上の関税率が上昇する公算が大きいとみられるほか、移民の減少はわれわれが選挙直後に考えたより大きいと考えられる」とエコノミストらは書いている。

原題:Trump Looks Like a Net Negative When It Comes to Growth: Goldman(抜粋)
Trump Looks Like a Net Negative on Economic Growth: Goldman (1)

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