反移民のフランス大統領戦候補、ルペン国民戦線(FN)党首はパリ郊外で暴動が続く状況を捉え、マイノリティーへの攻撃をソーシャルメディアで展開した。

  パリ周辺の一部の地域で5日以降、黒人の青年を警察官4人が暴行したとされる事件についての抗議行動が続いている。

  これについてルペン候補は声明を発表し、「こうした人間のくず集団は治安当局を標的とし、もはや何人も彼らを止められないように見える」と指摘した。

  移民と安全をめぐる不安がフランス大統領選の争点になっている。ルペン党首はオンラインで警察当局を支えるよう呼び掛け、側近と支持者らはソーシャルメディアを使って抗議行動の参加者らを批判、社会党政権の責任を追及した。

  側近のフロリアン・フィリポ氏は12日ツイッターで「人間のくずだ」と言明。13日のテレビ出演でも同様の論調で、「外国人ならすぐに国外撤去、あるいは終身刑」と言明。支持者らはこの発言を再投稿して広めた。

  大統領戦の最有力候補となっているマクロン前経済相のキャンペーン幹部リチャード・フェロン氏は「犯罪や劇的な事件、暴力を、恐怖感をあおって国民を引き付けるために利用している」と批判した。

原題:Le Pen Calls Rioters Scum as Violence Roils Paris Suburbs(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE