ヘッジファンド・ビジネスは以前のようではなくなった。多くのファンドが過去10年、極めて重大な局面でヘッジをかけ忘れた。デンマークの銀行最大手、ダンスケ銀行のウェルスマネジメント部門の運用担当者がこう指摘した。同部門の運用資産は2000億ドル(約22兆8000億円)規模に上る。

  富裕層向け部門の最高投資責任者(CIO)に最近指名されたアナス・スベネスン氏はコペンハーゲン郊外にある同氏のオフィスでのインタビューで、「振り返ってみれば相場へのエクスポージャーが明らかに高かったヘッジファンドが数多くある。真のヘッジファンドはマーケットニュートラルでなければならないが、かなり多くのファンドが金利低下と株価上昇の波に乗ってきた」と指摘。ヘッジファンドに外部委託することが、今この段階で自身の目標に合うモデルだとは思わないと述べた。

  同氏は「本当にマーケットニュートラルであろうとして適切な方法で運営しているヘッジファンドは、プラスリターンを計上している。それは間違いなく依然として必要なことだ」と発言。「今のような環境では特に必要なことだ」と語った。現在の低金利環境がヘッジファンドのロジックを損ねているとの見方は退けた。

  同氏はまた、ヘッジファンド業界の評判が傷ついたのは、相場の上昇に夢中になって乗り、その後の下げで振り落とされたファンドがあまりに多かったことが主な要因だと述べた。
 
原題:A $200 Billion Danish Investor Sorts Bad Hedge Funds From Good(抜粋)

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