サンフランシスコの米連邦高裁が、イスラム圏7カ国からの入国制限の大統領令に対する緊急差し止め命令を支持する判断を下した翌日の10日、ホワイトハウスは同高裁判断への対応で相反する情報を発信した。またトランプ大統領は全く新たな入国制限令を出す可能性があると表明した。

スパイサー大統領報道官
スパイサー大統領報道官
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ホワイトハウスの補佐官は10日遅く、トランプ政権は最高裁に上訴しないと発言。ホワイトハウスの記者団によれば、直後にそれを伝え聞いたスパイサー大統領報道官が、誰が最高裁に上訴しないと発言したかと問いただした。同補佐官がその後間もなく「背景説明」として配布した書面では、「問題を明確化するため、われわれは緊急差し止め命令を最高裁に持ち込む可能性がある」と記すとともに、「米裁判制度における全ての選択肢をわれわれは検討しており、係争の論拠で勝利すると確信している。さらに、米国をテロから守る他の大統領令についても積極的に追求する」とされた。

  一方、トランプ大統領は大統領専用機「エアフォースワン」の機内で、最高裁上訴以外に「多くの選択肢」があり、「全く新しい大統領令もその1つだ」と語った。それが実際に自身のプランかどうかは明らかにしなかった。

原題:Trump Weighs New Immigration Order With Next Legal Moves Unclear(抜粋)

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