米バージニア州の連邦地裁判事は10日、トランプ大統領が署名した入国制限の大統領令をより長期にわたって差し止める命令を下すかどうか、できるだけ早期に判断すると表明した。

  サンフランシスコの米連邦高裁は9日、トランプ政権の不服申し立てを認めず、シアトルの連邦地裁判事の緊急差し止め命令を支持する判断を下した。高裁判断を受け、トランプ政権が最高裁に上訴すれば、入国制限の合法性について最終的判断が下される見込みだ。これと並行して、同じく緊急差し止め命令を出したバージニア州など幾つかの連邦地裁では、入国制限を本訴の審理まで差し止める命令が出される可能性がある。バージニア州ではマーク・ヘリング司法長官が地裁に同命令を出すよう申し立てた。

  トランプ大統領は10日、安倍晋三首相との共同記者会見で、同政権は今週、入国問題で新たに行動を起こすと発言した。ただ、これが最高裁上訴と修正大統領令のいずれを意味しているのか、明らかにしなかった。

  バージニア州のレオニー・ブリンケマ連邦地裁判事は、自分の判断は「一晩で書き起こせない」が、できるだけ早期に示すつもりだと述べた。同州が判断の対象とするのはイスラム圏7カ国からの入国を制限する措置。
 
原題:Travel-Ban Fight Shifts to Virginia After Trump Appeals Loss (3)(抜粋)

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