北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け、日米首脳は共同で非難する声明を発表した。ミサイル発射はトランプ大統領就任以降では初めてで、首脳会談直後というタイミングでの挑発行為に対し、堅固な日米同盟を強調した。
 
  安倍首相とトランプ大統領は滞在先のフロリダ州パームビーチでの夕食会の後に共同会見を開催。首相はミサイル発射は「断じて容認できない」と非難した。また、「トランプ大統領との首脳会談で米国は常に100%日本と共にあるということを明言された」と述べ、「私とトランプ大統領は日米同盟をさらに緊密化し、強化していくことで完全に一致した」と続けた。トランプ大統領は「米国は偉大な同盟国である日本と100%共にある」と述べた。

  韓国軍によると、ミサイルは12日午前7時55分に北朝鮮の北西から発射された。韓国軍合同参謀本部は、ミサイルが約500キロ飛行した後、日本海に落下したとテキストメッセージで発表した。また、今回発射されたミサイルについて、NHKは防衛省関係者の話として、中距離弾道ミサイル「ノドン」か、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」の可能性があると報じた。防衛省によると、昨年6月に発射されたムスダンが約1000キロの高度まで飛んだ時のような特異な高度ではなかったと推定されるという。

  菅義偉官房長官は午前8時前に行った1回目の記者会見で、ミサイルが落下したのは日本の排他的経済水域ではなく、航空機や船舶の被害情報は確認されていないと説明。同11時前の2回目の記者会見では、「日米首脳会談が行われた直後に発射したことに鑑みても、わが国および地域に対する明らかな挑発行為で、直ちに北京の日本大使館のルートを通じて、北朝鮮に対して厳重に抗議した」と述べた。

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