2008年の金融危機後の銀行規制強化に取り組んだ米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事が、4月の早い時期に退任する意向を明らかにした。これを受け、FRBによる銀行規制監督と金融政策をめぐる見直しを進める上でトランプ米大統領の力が増すことになりそうだ。

  タルーロ理事(64)は、FRBの金融監督当局者として新たな規制の導入を主導するなどし、最も厳しい銀行監督当局者の一人として高い評価を得た。

  同理事が退任の意向を示したことは、7人で構成されるFRB理事のうち3人についてトランプ大統領が近く指名に取り掛かることを意味する。既に2人欠員の状態だった。FRB理事は全員、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。さらに、ジャネット・イエレン氏のFRB議長としての任期も18年2月に切れる。こうした状況はトランプ大統領が米金融当局に対し自らの意向を強く反映させる機会をもたらす。

原題:Fed’s Tarullo to Step Down as Top Regulator of Wall Street Banks(抜粋)

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