出光興産の創業家の新しい代理人に弁護士の鶴間洋平氏が就任した。これまで代理人を務めていた浜田卓二郎弁護士と神部健一弁護士は10日に辞任を明らかにしており、その後任として今後、昭和シェル石油との合併をめぐる協議を出光興産側と行っていくことになる。

  関係者が匿名を条件に明らかにした。鶴間弁護士への電話取材を試みたものの、回答は得られなかった。鶴間氏がパートナーとして所属する寺本法律会計事務所のウェブサイトによると、同氏は1996年に慶応大学を卒業し、2000年に弁護士登録を行っている。さらに11年から13年の間には原発事故被災者の弁護団に参加していた経歴がある。

  これまで代理人を務めた浜田氏と神部氏が辞任したことで、統合をめぐる創業家と経営陣の協議が新たな展開を迎える可能性がある。両氏は10日に発表した文書で、出光と昭シェルが昨年10月に合併の無期延期を発表したことなどで「一つの目標は達成できた」との認識を表明。

  その上で、出光昭介名誉会長からの「できるだけ争わずに話し合いで決着してもらいたい」という委任の趣旨を踏まえた上で辞任したことを明らかにしていた。両氏に対する取材でも回答は得られなかった。

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