米上院本会議はトム・プライス下院議員の厚生長官就任を承認した。プライス氏は医療保険改革法(オバマケア)に代わる法制度を整備する共和党の取り組みを率いることになる。

  上院本会議は52対47でプライス氏の指名を承認。厚生長官の承認ではカーター政権以来の僅差となった。

  米医療保険制度について政府の関与を抑え自由な市場に任せるべきだとのプライス氏の見解に加え、同氏が高齢者向け医療保険制度(メディケア)をバウチャー方式として民営化しようとした過去の経緯から、民主党は同氏の指名に反対していた。医療に関する法制定に携わりながら関連企業の株式を購入したことについての疑惑も晴れていない。

  民主党のパティ・マリー上院議員(ワシントン州)は「プライス氏が厚生省を率いることが米国民のためになるとは思えない」と論じたが、共和党のオリン・ハッチ上院議員(ユタ州)は整形外科医であるプライス氏について「さまざまな場で20年にわたり医療に従事し、米国の医療システムについて幅広い知識がある」と評価した。

  上院本会議はスティーブン・ムニューチン氏の財務長官指名承認について10日に審議を開始し13日に採決する。

原題:Senate Confirms Price as Health Secretary as ACA Fight Nears(抜粋)
Senate Confirms Price as Health Secretary as ACA Fight Nears (1)

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