トランプ米大統領は就任後初めて中国の習近平国家主席と電話会談を行い、米国の歴代政権が支持してきた「一つの中国」政策を確認した。

  ホワイトハウスは9日の声明で、「両首脳は数多くの議題について話し合った。『一つの中国』政策を尊重するよう習主席が求め、トランプ大統領が同意した」と説明。「両首脳はまた、互いの国への訪問を要請した」と明らかにした。

  中国国営の中国中央テレビ局(CCTV)によれば、習主席は協力強化が双方にとって必要だと述べ、貿易や投資、技術、エネルギー、インフラ分野で米国との関係を強化する意向を示した。国際的また地域的な軍事問題で両国がコミュニケーションを深めるべきだとの考えも伝えた。

  トランプ大統領が「一つの中国」政策への支持を明言したことで、両大国間の外交的な緊張の主な原因の一つが和らぐ可能性がある。トランプ大統領は昨年12月に台湾の蔡英文総統と電話会談し、その後「一つの中国」政策に縛られない考えを示していた。

  アジアCEOフォーラムのマーク・マイケルソン会長は「米中の不透明感を解消させる最初のステップだが、問題は他にもある。貿易はどうなのか。制裁が科されるのか。中国は為替操作国に認定されるのか。南シナ海はどうなんだ」と述べた。

原題:Trump Reaffirms ‘One-China’ Stance in First Call With Xi (1)(抜粋)

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