中国の1月の輸出は外需改善が追い風となり、ドル建てベースで増加に転じた。中国がトランプ政権下の米国との貿易摩擦の可能性に備える中、輸出セクターの足取りが一段としっかりしてきていることが示された。

  税関総署が10日発表した1月のドル建て貿易統計によれば、輸出は前年同月比7.9%増加。輸入は16.7%増えた。この結果、貿易黒字は513億5000万ドル(約5兆8400億円)となった。人民元建てでは輸出が15.9%増、輸入は25.2%増。昨年12月のドル建て輸出は修正後で6.2%減少。元建てでは0.6%の伸びにとどまっていた。 

  中国によれば、対米輸出はドル建てベースで前年同月比9%増加した。二国間貿易をめぐるトランプ政権の懸念が強まる恐れがある。

  みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、沈建光氏(香港在勤)は「米欧や新興諸国など世界的な成長加速に関連している」と指摘。「中国政府の刺激策が内需を押し上げており、輸入の力強さは理解できる。米中貿易戦争の可能性を除けば、中国の輸出見通しは良好だ」と述べた。

原題:China Exports Surge Ahead of Potential Challenge From Trump (1)(抜粋)

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