ナンセンスでたわ言。為替相場に関するトランプ政権の発言について、シティグループのチーフエコノミスト、ウィレム・ブイター氏はこう評価した。

  トランプ大統領がドル安誘導の発言を行うとともに、為替操作に従事しているとして米国の主要貿易相手国の一部を批判しているものの、外国為替取引で世界首位のシティグループは、ドルが今年上昇すると予想する。

  ブイター氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、為替相場についてトランプ氏が中国と日本を批判したことに言及し「全て基本的にナンセンスだ」と述べ、「為替操作しているという発言は全て基本的にたわ言だと思う」とコメントした。

  ブイター氏は「トランプ政権がドル安誘導を試みてどれほど激しく揺さぶりをかけても、市場が米国でのかなりの規模の刺激策と一層の金融引き締めを想定しているのなら、ドル相場は短期的にふらつくかもしれないにせよ、他の主要国通貨に対して1つの方向にしか進まない。それは上昇だ」と語った。

  シティはドルが年内に対円で1ドル=124円に上昇し、対ユーロでは等価を超えると予想している。

  ブイター氏はトランプ氏について、「為替相場の経済学の基礎をおさらいするのがよいだろう」と指摘。世界の他の国々や地域が引き続き概して金融緩和のモードにあり、米国では拡張的な財政政策と金融の引き締めが見込まれる中で、「自国通貨下落の想定はできないはずだ」と話した。

原題:World’s Biggest FX Trader Calls Trump Currency Talk Hogwash (1)(抜粋)

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