イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの昨年10-12月(第4四半期)決算では、純損益が2期連続の赤字となった。流動性低下と資本バッファー縮小が進む中、不良債権引当金を積み増したことが響いた。

  9日の発表資料によれば、純損益は25億3000万ユーロ(約3050億円)の赤字。前年同期は1億9660万ユーロの赤字だった。昨年通期の赤字額は33億8000万ユーロとなった。

  不良債権引当金は24億5000万ユーロに増加。財務力の目安となる普通株ティア1比率は主として10-12月期の赤字が影響し、前年末の12%から8%に低下した。

  モンテ・パスキの市場からの資本調達計画が頓挫した後、投資家は救済計画の条件が明らかになるのを待っており、同行の先行きは不透明だ。欧州中央銀行(ECB)はモンテ・パスキがバランスシート強化で88億ユーロの資本調達が必要だと主張している。現在、欧州当局の許可が必要な新たな事業計画をめぐって協議が進んでいる。

  コンパ二ア・フィドゥシアリア・ロンバルダ(ミラノ)のパートナー、バンニ・ルケッリ氏は「現時点では国有化が急務だ。決算は憂慮すべき数字だ」と語った。

原題:Paschi Posts Second Straight Loss, Eroding Capital Level (1)(抜粋)

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