トランプ米大統領は9日、米航空会社幹部や空港管理責任者との会合で、米国の運輸システムは「時代遅れ」だと指摘し、インフラ改善に取り組む考えをあらためて示した。

  トランプ大統領はホワイトハウスで行われた会合で、「米国の空港はかつては最高だった。今や最低だ。航空機システムは時代遅れ、空港は時代遅れ、鉄道も時代遅れだ。道路も良くない。われわれはこれを全て変える」と語った。

  トランプ氏は、道路や橋、空港を改善するため最大1兆ドル(約113兆円)のインフラ投資を行う考えを示してきたが、目標達成の手段については詳細を明らかにしていない。同氏はこの日、米国では中国や日本のような幅広い高速鉄道網が整備されていないとも指摘した。大統領は10日に安倍晋三首相との首脳会談を控えている。

  トランプ氏はインフラ改善計画の財源について、より多くの民間資金を取り込む考えを示しているが、具体的な計画は明らかにしていない。会合に出席したロサンゼルス・ワールド・エアポーツ(LAWA)のデボラ・フリント最高経営責任者(CEO)によると、大統領は米国の空港をカタールやシンガポールの空港に対抗できるようにする考えを示した。

  トランプ大統領は、中国と日本には「高速鉄道が至る所にある。われわれにはない」と発言した。大統領は10日にホワイトハウスで安倍首相との首脳会談を行い、翌日にはフロリダ州の別荘に安倍氏を招き、一緒にゴルフをする予定。

原題:Trump Renews Call to Mend ‘Obsolete’ Airports, Trains and Roads(抜粋)

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