9日の米国株式相場は上昇、主要株価指数が過去最高値を更新した。トランプ大統領が税制について「驚異的な何か」を発表すると述べたことが手掛かり。週間新規失業保険申請件数が予想外に減少したことも朝方の相場を支えた。コカ・コーラやケロッグ、ツイッターなど四半期決算が引き続き注目されている。

  S&P500種株価指数は13.20ポイント(0.58%)上げて2307.87。ダウ工業株30種平均は118.06ドル(0.59%)高い20172.40ドル。ナスダック総合指数とナスダック100種指数を含め、主要株価指数はいずれも過去最高値を更新した。

  トランプ大統領による規制緩和などの約束を受けて、航空株が買われた。ダウ平均採用銘柄ではナイキが好調。2.65%上げて上昇率首位となった。

  ドブラフコ・ラコスブハス氏率いるJPモルガン・チェースのストラテジストチームは、税制改革と国境税でS&P500種の1株利益は8ドル押し上げられると分析、国内エクスポージャーが大きく輸入への依存率が低い高マージン、低レバレッジの企業が特に恩恵を享受するとリポートで説明した。

  S&P500種のセクター別ではエネルギーが4営業日ぶりに上昇。原油価格の続伸を好感した。金融は今週初の上昇。銀行株指数ではリージョンズ・ファイナンシャルやシティズンズ・ファイナンシャルなど採用17銘柄がすべて上昇した。一方、10年物米国債利回りの上昇を背景に、公益事業と素材は下落。

  米労働省の発表によると、4日終了週の失業保険申請件数は前週比で1万2000件減少して23万4000件。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の中央値は24万9000件だった。

原題:U.S. Stocks Set Records After Jobs Data as Banks, Energy Rally(抜粋)
Reflation Trades Show Signs of Life on Trump Taxes: Markets Wrap (抜粋)
Tax Reform, Border Adjustment May Boost S&P 500 EPS by $8: JPM

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