米セントルイス連銀のブラード総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)は3月の利上げを急ぐ必要はないと述べた。トランプ政権の財政政策をめぐる不確実性で、米経済の見通しが不透明になってきたことがその理由という。

  総裁は9日、セントルイスのワシントン大学での講演後、記者団に対し「財政面での不確実性が、ほんの数週間先の3月会合までに十分解消される可能性は低い」とし、「それが解消されるまで待っても良いのではないか」と述べた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合は3月14-15日に開かれる。

  ブラード総裁はまた、税制改革やインフラ投資は成長を押し上げる可能性があるものの、貿易や移民を制限するような政策などは景気拡大を抑制する恐れがあるとも指摘。その上で、財政政策の概要は8月1日ごろまでに明確になりそうだとの見通しを示した。

  総裁は「米経済の成長率に対しては上振れの可能性があるのと同時に、下振れリスクも存在する」と指摘。「故に、不確実性がある程度解消し、財政政策パッケージの中身が判明するのを待つのが望ましい」と続けた。

原題:Fed’s Bullard Says Fiscal Uncertainty Should Delay Rate Increase(抜粋)

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