トランプ米大統領の政策に期待している投資家は、その期待が現実に沿っているかのチェックを迫られそうだと、HSBCホールディングスのアジア太平洋地域株式戦略責任者のヘラルド・ファンデルリンデ氏が述べた。

  安倍晋三首相やインドのモディ首相は就任後、比較的長期間にわたって自国の株式相場好調を享受した。しかし予想外に大統領に当選したトランプ氏の政権に対する楽観は、4年の任期の最初の1カ月もたたないうちにしぼみ始めている。

  ファンデルリンデ氏は香港でのインタビューで、「市場の期待は政治家が約束できる範囲を超えているように思われる」とした上で、「投資家の現実直視は早期に始まる可能性がある」と述べた。「なぜなら、ホワイトハウス内部で物事がどう動いているのかの一部がツイッターで垣間見られ、従ってもめ事の一部もツイッターに出てくるからだ」と解説した。

  「入国禁止などの政策が市場やトランプ政権が考えたよりも実践が容易でないことも、現実直視を早める背景だ」と付け加えた。

  投資家が代替投資先を求めることで、中国とインド、インドネシアの株式相場は少なくとも10%上昇する可能性があるとの見方を同氏は示した。

原題:Trump Tweeting Will Spur Reality Check on U.S., HSBC Says (1)(抜粋)

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