トランプ 米大統領が入国制限の大統領令を差し止める仮決定を下した判事を批判したことについて、連邦最高裁判事に指名されたニール・ゴーサッチ氏が「がっかりさせられる」し「士気がそがれる」と、民主党のリチャード・ブルーメンソル上院議員に語っていたことが分かった。

  同議員が8日、現在は連邦高裁判事を務めるゴーサッチ氏と非公開で会った後、同氏の発言を記者団に明らかにした。ゴーサッチ氏の指名承認プロセスでスポークスマンを務めるロン・ボンジーン氏は電子メールで会話の内容を確認し、ゴーサッチ氏が「がっかりさせられる、士気がそがれるという言葉を使った」と言明した。

  ブルーメンソル議員は議員オフィスの外で、ゴーサッチ氏が「確かに私に対し、トランプ大統領が司法について放った士気をそぎ、嫌悪感をもよおす発言にはがっかりさせられたと話した」と説明。「だが私は、自分がどう投票するかを決める前にこうした問題に対するもっと具体的で率直な発言を求める」とも付け加えた。

  同議員はこの後、声明を発表。その中で、ゴーサッチ氏に公の場での発言を求めたが同氏がそれを辞退したことも明らかにした。議員は「最高裁判事なら、大統領に立ち向かう勇気と独立の精神を公衆の面前で証明しなければならない」とも語り、法的問題へのゴーサッチ氏の回答には失望させられたとして、「判事がトランプ大統領の有害な政策に簡単にお墨付きを与えるという私の懸念は和らいでいない」と述べた。

  トランプ大統領は4日、入国制限の大統領令の効力を差し止めた連邦地裁判事を「いわゆる判事」と批判。8日には、入国を制限する自身の権限が裁判所で問われるべきではないと主張した。

  ブルーメンソル議員は、ゴーサッチ氏が指名承認公聴会に臨むことになる上院司法委員会のメンバー。

原題:Gorsuch Calls Trump’s Comments on Judiciary ‘Disheartening’ (4)(抜粋)

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