米政府はイスラム圏7カ国の国民の入国を一時的に禁止した大統領令をめぐり、ニューヨーク連邦地裁の判事が命じた空港で足止めされた外国人のリスト提出を拒んでいる。複数の弁護士が明らかにした。シアトル連邦地裁が大統領令を差し止める仮処分を下し、これを不服とする政府が連邦高裁に申し立てを行っており、この問題は全米で論争を巻き起こしている。

  ニューヨーク東部地区(ブルックリン)連邦地裁の判事はトランプ大統領が大統領令に署名した翌日の1月28日、大統領令を受け空港で足止めされている個人のリストをアメリカ自由人権協会(ACLU)に提供するよう司法省に命じたが、政府側はその後もリストを提出していない。

  エール大学法科大学院のキャサリン・ハース氏は「政府はこの政策の下で拘束された人物を誰一人として特定していない」とコメントした。同氏は労働者の権利に詳しい。司法省は外国人の入国足止めは現在解除されており、リスト提出の必要はないと主張している。

原題:U.S. Accused of Refusing Detainee List as Travel Cases Mount (1)(抜粋)

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