米国の航空運輸当局は、トランプ米大統領が搭乗した大統領専用機「エアフォースワン」と民間航空機とが、許可されている距離よりも接近した事態の調査に乗り出した。

  公に発言する権限がないことを理由に匿名を条件に関係者3人が語ったところによると、3日にフロリダ上空で両機は約2カイリ(約3700メートル)の距離まで接近した。航空管制空域では、航空機同士は高高度で5カイリ、空港近くでは少なくとも3カイリの距離を空けることになっている。今回のケースでは、両機の飛行進路は並行だったため衝突の危険はなかった。

  大統領が航空機で国内を移動する際には、特別な安全・保安上の措置が幾つか講じられ、多くの場合、他の航空機はエアフォースワンとの距離を大きく取るよう飛行停止や迂回(うかい)を余儀なくされる。

  トランプ大統領は3日にパームビーチ国際空港に向かい、現地時間午後4時半に到着した。異常接近は同空港から約30マイル離れた空域で発生したと関係者1人が述べた。

  大統領が通常搭乗するボーイング747型機を含む全てのタービン推進型の航空機には、他機の動きを追跡し空中衝突防止を警告する機器が備え付けられている。

  調査を行っている米連邦航空局(FAA)は電子メールでコメントを控えた。航空機事故調査の権限を有する国家運輸安全委員会(NTSB)にも通知された。

原題:Investigators Said to Probe Plane Too Close to Air Force One (1)(抜粋)

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