ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行は、利益改善のための投資銀行業務見直しの一環として、米国のスワップのクリアリング(清算・決済)部門を閉鎖する。同行の決定に詳しい関係者1人が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ドイツ銀は、資本規制が強化される中でコストが高過ぎる一部の業務から撤退し、事業をスリム化することを目指しており、今回の動きは広範なリストラの一環として、直ちに実施される。8日にこの件を先に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(オンライン版)によれば、ドイツ銀は米国のスワップ・クリアリング業務で13位に後退していた。

  ドイツ銀はジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)の下で、法的なコスト負担で損なわれた資本水準と収益性の引き上げに向けて、全行で9000人の合理化を推進。事情に詳しい関係者の1人が先週語ったところでは、債券部門で最大6%、株式部門では最大17%の人員削減につながる見通しだ。

  同行の昨年10-12月(第4四半期)のトレーディングの市場シェアは、資産圧縮に動いたことに加えて、同行の財務状況を懸念する顧客が手を引いたことで、金融危機以降の最低水準に落ち込んだ。

原題:Deutsche Bank Is Said to Close U.S. Swaps-Clearing Business(抜粋)

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