8日の米株式市場でブティック型投資銀行モーリスの株価は昨年10月以来の大幅上昇。サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ)の新規株式公開(IPO)の助言役に起用されたことが好感された。

  JMPセキュリティーズのデビン・ライアン氏は顧客向けリポートで、「これほど大規模な取引は、間違いなくブランドの認知度を高める」と指摘。「今回注目を集めているIPO助言役獲得をめぐる報道や広報はモーリスにとって大きな宣伝となるほか、成功はさらに成功を生むことが多いため、実際に利益をもたらす可能性がある」と分析した。

  事情に詳しい複数の関係者によると、アラムコはIPOの幹事選考や、上場する取引所候補の決定、IPOの円滑な実施に向け同社を支援するアドバイザーを探していた。同社のIPOは過去最大の約1000億ドル(約11兆2000億円)規模になると予想されており、ライアン氏によると、モーリスはIPOで「数千万ドル」の手数料収入を得る可能性がある。

  モーリスはUBSグループの元ディールメーカー、ケン・モーリス氏が2007年に創業。同社株の8日の終値は前日比5.4%高の36.90ドル。過去1年間の上昇率は49%となった。

原題:Moelis Rallies After Winning Role on Record Aramco IPO (1)(抜粋)

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