多くの大企業にとって従業員と何年も前に交わした退職年金支給の約束は大きな頭痛の種になっているが、米生命保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルにはこの年金プランが成長への道筋になっている。

  プルデンシャルの8日の発表資料によると、こうした退職年金勘定の価値は2016年に170億ドル(約1兆9000億円)増加し、年末時点で3860億ドルに達した。これが追い風となり、同社の昨年10-12月(第4四半期)営業利益は22%増え10億9000万ドルに上った。

  同社は第4四半期にユナイテッド・テクノロジーズとオーウェンズ・イリノイから年金契約を獲得。ベライゾン・コミュニケーションズやゼネラル・モーターズ(GM)の年金債務などを引き受け年金リスク移管ビジネスで優位な立場を築いた同社の成長を後押しした。年金勘定の価値は10年末に比べてほぼ倍増した。

  発表資料によると、営業利益は1株当たり2.46ドルと、前年同期の1.94ドルから増加し、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の2.31ドルを上回った。同社は四半期配当を1株70セントから75セントに引き上げた。純利益は2億8400万ドル(1株当たり65セント)で、前年同期は7億3500万ドル(同1.60ドル)だった。デリバティブ(金融派生商品)に関連する投資損失が響いた。
  
原題:Prudential Gains on Pension-Risk Transfers; Profit Jumps 22% (1)(抜粋)

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