8日の米国株式相場はほぼ変わらず。売り先行で始まったが、原油相場とエネルギー株が持ち直すにつれ、主要指数も下げを埋める展開となり、S&P500種は小幅高、ダウは小幅安で引けた。投資家は米国経済の先行きを見極める意味もあり、企業決算に注目している。

  S&P500種は1.59ポイント(0.07%)上昇の2294.67。ダウ工業株30種平均は35.95ドル(0.18%)安い20054.34ドルで終えた。

  エネルギー株指数は一時1.7%安まで下げた後、方向を転じた。原油相場は在庫増を嫌気していったんは2週間ぶり安値に下げた後、反発した。

  アシュラントやモルガン・スタンレー、ICEなどを中心に金融株が安い。S&P500種のセクター別指数では金融が0.8%下落。

  タイム・ワーナーやアラガン、ホール・フーズ・マーケットをはじめ、この日はS&P500種採用の16社が四半期決算を発表。これまでのところ500社のうち半分以上が発表済み。ブルームバーグのデータによれば、このうち4分の3で利益が予想を上回り、およそ半数では売上高が予想を上回った。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズのルーシー・マクドナルド最高投資責任者(CIO、グローバル株式担当)は、ブルームバーグテレビジョンで「マクロではなくミクロの材料が市場を動かしている。決算シーズンだからだ」と指摘。「久しぶりの選挙だったから、こなす材料は大量にある。悪い材料はまだ本当の意味で織り込まれていない」と述べた。

  9日にはKKRやバイアコム、コカ・コーラ、ケロッグ、ツイッターなどの決算が発表される。

原題:U.S. Stocks Little Changed as Utility-Stock Rally Offsets Banks(抜粋)
Treasuries Gain With Gold, U.S. Stocks Erase Drop: Markets Wrap

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