8日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下げを縮める展開。米10年債入札が低調だったことに反応した。一方で市場では、引き続きトランプ政権の為替・貿易政策への懸念も見られる。

  ドルは対円で下落したほか、主要10通貨のほとんどに対して軟化。ただブルームバーグ・ドル・スポット指数は下げを縮めている。ドルは対円で、今週の安値である1ドル=111円60銭を試す展開も見られた。トランプ大統領の為替認識をめぐる懸念が根強く続く中、ドルは一時、支持線となる100日移動平均を試す場面があった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。

  ドルは対円で0.4%安の1ドル=111円93銭。対ユーロでは0.1%下げて1ユーロ=1.0698ドル。

  トレーダーらによれば、トランプ大統領は最近は為替に関してツイッターに投稿していないが、大統領が為替に関してアドバイザーの1人と話をしたとの報道があり、市場は大統領がドルの動きを気に掛けているとの見方を強めているという。

  ドル・円相場では、今週のドルの安値である1ドル=111円60銭を下回った場合、ドルが一目均衡表の雲の下限である110円まで下げる可能性があると一部トレーダーらは指摘している。  

原題:Dollar Pares Drop After Weak 10-Year Treasury Auction(抜粋)

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