トランプ米大統領は8日、娘イバンカさんのファッションブランドの取り扱いを停止した百貨店チェーンのノードストロムを批判した。

  トランプ大統領は個人のツイッターアカウントで、「娘のイバンカは極めてアンフェアな扱いを受けている」と主張。「彼女は素晴らしい人だ。私が正しい行いをするよう常に励ましてくれる! ひどい扱いだ!」と記した。その後、大統領の公式ツイッター「@POTUS」でこのメッセージをリツイートした。

イバンカ・トランプさん
イバンカ・トランプさん
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  ノードストロムは先週、イバンカさんのブランドについて、「パフォーマンスに基づき、今季は仕入れないことを決めた」と説明していた。同社はトランプ大統領やイバンカさんのグッズを取り扱う小売業者のボイコットを呼び掛ける「グラブ・ユア・ウォレット」運動の標的となっていた。

  トランプ氏のツイートで、自身と家族のビジネスの利益のために大統領の地位を利用しているのではないかとの疑問があらためて生じている。イバンカさんはトランプ・オーガニゼーションで働いていたこともあり、夫のジャレッド・クシュナー氏は大統領の上級顧問を務めている。イバンカさんは先月、自身のブランドを展開する会社を休職し、日々の運営をアビゲイル・クレム氏に託すと発表していた。

  ノードストロムは8日、イバンカさんのブランドの販売は特に昨年後半に減少が続いていたと指摘。販売を継続することは理にかなわないと説明した。イバンカさんのチームと過去1年に率直な話し合いを行い、イバンカさん本人に今回の決定を1月初めに伝えていたことを明らかにした。

  イバンカさんに近い関係者によると、ノードストロムについてツイートした大統領の判断にイバンカさんは何ら関わっていないという。匿名を条件に話した。

  スパイサー大統領報道官は8日の記者会見で、大統領のツイートを擁護。「大統領の政策に対する懸念を家族のメンバーに向けることは許されない。大統領には父親として家族を守る権利がある」と述べた。

原題:Nordstrom Assailed by Trump for Dropping Daughter’s Brand (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE