デンマークの海運複合企業APモラー・マースクは、第2次世界大戦後2度目の通期赤字に陥った。スピンオフ(分離)を計画しているエネルギー資産の評価損を計上したため市場予想に反した赤字となった。8日の市場で同社株は一時7.1%安となった。

  発表によると、2016年通期の純損益は19億4000万ドル(約2180億円)の赤字。アナリスト調査では9億6300万ドルの黒字が見込まれていた。同社は、マースク・ドリリングとマースク・サプライ・サービス両部門の評価額を27億ドル引き下げた。

  マースクはまた、約18年にわたり取締役会に在籍していたプラム・ラスムッセン会長が退任することも明らかにした。独シーメンス会長のジム・スナベ氏が後任に就く。

  コペンハーゲン時間午前10時35分(日本時間午後6時35分)現在、マースク株は前日比4%安の11180デンマーク・クローネ。年初来では0.8%下げており、これに基づく時価総額は2280億クローネ(約3兆6700億円)となる。

原題:Maersk Slumps as It Unveils Second Loss Since World War II (1)(抜粋)

(2段落目の評価額の数字を訂正しました.)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE