フランスの高級ブランド、エルメス・インターナショナルは昨年10-12月(第4四半期)に増収を確保した。日本や中国でシルクスカーフやハンドバッグ「バーキン」の売り上げが増え、テロ事件後に敬遠されていた欧州の店舗に観光客が戻ったことが寄与した。高級品需要が業界全体で回復している兆候が強まった。

  エルメスの8日発表によると、10-12月期の売上高は15億ユーロ(約1790億円)に増え、アナリスト予想と一致した。皮革製品の売り上げが8.5%伸びたほか、絹製のネクタイとスカーフの売り上げもクリスマス商戦に回復し11%増加した。

  アクセル・デュマ最高経営責任者(CEO)は記者団との電話会議で「中国事業が回復しており、高級品全般に対する需要が下期以降にかなり高まった」と指摘。「中国について楽観を維持している。靴から衣服、バッグや絹製品など当社の幅広い製品に対して大きな需要がある」と語った。

  2016年通期の売上高は前年比7.4%増と、少なくとも5年ぶりの低い伸びとなった。エルメスは昨年9月、具体的な数値に代わり「野心的な」成長を目指すことを理由に、中期で年8%前後という増収率目標を撤回した。通期の正式な決算は3月22日に発表される。

  
原題:Hermes Sales Gain Adds Evidence of Luxury Recovery in China (1)(抜粋)

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