バイオテクノロジー企業、米ギリアド・サイエンシズの今年のC型肝炎治療薬の売上高は、投資家が予想していた数字の3分の2程度にとどまる見通しだ。主力製品の販売が急速に落ち込む見込みであることが示された。

  ギリアドの7日の発表によれば、C型肝炎治療薬の2017年の売上高は75億-90億ドル(約8400億-1兆100億円)となる見通し。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は116億3000万ドルだった。同社のC型肝炎治療薬の主力3製品は「ソバルディ」「ハーボニー」「エプクルサ」。

  ジョン・ミリガン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、「状況は厳しい」と発言。C型肝炎治療薬の市場が今年、予想以上に急速に落ち込んでいると指摘した。

  この見通しを受け、米株式市場の時間外取引で同社の株価は下落。ニューヨーク時間7日午後6時31分(日本時間8日午前8時31分)現在、5.4%安の69.20ドル。

  C型肝炎治療薬市場でギリアドはメルクとアッヴィにシェアを奪われ、価格に下げ圧力がかかっている。また、最も患者が多い種類のC型肝炎では大半の人が既に治療を受けた可能性があり、販売の減少傾向は今後も続く見込み。

  この日発表された昨年10-12月(第4四半期)決算では、一部項目を除いた1株利益が2.70ドルとなった。アナリスト予想は2.61ドルだった。

原題:Gilead’s Biggest Blockbusters Are Fading Fast, Biotech Warns (2)(抜粋)

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