ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は先週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利据え置きに賛成票を投じた根拠として、インフレが抑制されているほか、米労働市場でさらに改善の余地がある点を挙げた。

  カシュカリ総裁は同連銀のウェブサイトに金利据え置きを支持した理由を説明する小論文を掲載した。その中で「インフレに関する当局の責務はまだ果たせていない部分が若干ある。さらに完全雇用もまだ達成していない可能性がある」と指摘。「このことから、やや緩和的な金融政策はこれらのギャップを埋める上でなお適切だろう」と続けた。

  総裁は小論文として発表する異例の対応について「金融政策決定における自分の見解を巡る透明性を高めるため」と説明した。

  さらに総裁は強いドルが引き続きインフレに下押し圧力を加える可能性は高いとし、「概して世界的な環境からは、米金利の変化を示唆する強いシグナルは感じられない」と続けた。

  トランプ新政権と議会共和党による経済政策については、その影響を予測するには時期尚早だとし、「わたしの景気見通しに財政政策を巡る市場の臆測はまだ考慮していない」と説明した。

原題:Kashkari Says Economy Still Needs Low Rates as Inflation Lags(抜粋)

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