英下院は6日夜から7日未明にかけ、メイ首相に欧州連合(EU)離脱交渉の開始権限を付与する法案の修正案を大差で否決した。

  野党は閣僚が離脱交渉について定期的に議会に報告することやスコットランドとウェールズ、北アイルランドの政府との協議を首相に義務付ける修正案を提出していた。だが、それぞれの修正案には330票余りの反対票が投じられ、賛成を50票以上上回った。首相の与党・保守党の議席数は329なので保守党議員の大半は修正案に反対したとみられる。

  保守党のマーク・ハーパー議員は政府の法案について「交渉プロセスを開始する法的な権限を首相に与えるものだ」とし、修正の必要はないと述べていた。

  スコットランドとウェールズ選出の議員らは、EU離脱プロセスでそれぞれの自治政府が担う
役割について十分に論じる時間がなかったと不満を表明した。

スコットランド、「破滅的な」EU離脱計画に抗議-関与求め議会採決

  メイ首相は3月末までにリスボン条約50条を発動したい考えで、政府案は下院での審議と採決が8日まで行われた後、上院に送られる見込み。

原題:May Repels Early Attempts by Lawmakers to Amend Brexit Bill (1)(抜粋)
May Comfortably Sees Off First Attempt to Amend Brexit Bill(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE