政治的不透明感の高まりを背景に、7カ月前に欧州株の投資判断を「アンダーウエート」に引き下げた米ブラックロックがここにきて、この資産クラスは「買い」だと推奨している。

  ブラックロックの最高投資ストラテジスト、リチャード・ターニル氏は6日付のリポートで、投資家が欧州に関して「懐疑的になり過ぎており」、ドイツやフランスの今後の選挙に伴うリスクは「誇張されている」と分析した。ブラックロックは同時に、バリュエーションが上昇する新興市場債については投資判断を中立に引き下げた。

  独仏両国の選挙戦の混戦模様を受け、トレーダーの間で欧州のリスクプレミアムが高まる中、欧州株は米国株に後れを取っている。ターニル氏は投資家が過度に慎重な姿勢だと指摘し、経済成長やインフレ率の回復から欧州株は恩恵を受けるとの見方を示した。

  ターニル氏は「欧州株は世界的なリフレ環境の広がりから大きな恩恵を受ける。投資家は欧州の見通しに懐疑的になり過ぎだ」と記述。「欧州企業は利益率が低めで、世界や新興市場への売り上げのエクスポージャーが大きいことから、欧州の企業収益は歴史的に米企業よりも世界経済の回復に敏感に反応してきた」と解説した。

原題:BlackRock Says Buy European Stocks as Investors ‘Too Skeptical’(抜粋)

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