米ヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントは、米アーコニックの経営陣刷新を要求してからわずか1週間で、新経営陣に交代した場合の同社の評価額の見通し上限を下方修正した。アーコニックは昨年のアルコア2分割に伴い、アルミ部品など加工品事業を引き継いだ。

  エリオットが当局に6日提出したプレゼンテーション資料によると、アーコニックの1株当たりの評価額見通しは33ー46ドル。見通しの上限は1月31日に示した54ドルを15%下回る。エリオットは1月31日、アーコニックのクラウス・クラインフェルト最高経営責任者(CEO)の解任や取締役交代を求めて委任状争奪戦を開始した。

  アーコニックの筆頭株主であるエリオットは、クラインフェルトCEOがアーコニックとアルコアの株主利益を損なっていると指摘。エリオットは、スピリット・エアロシステムズ・ホールディングスのCEOを務めたラリー・ローソン氏をクラインフェルト氏の後任として検討すべきだと主張しているほか、取締役候補5人も推薦している。

  6日のニューヨーク市場でアーコニックの株価は前週末日1.2%高の26.20ドルで終了。先週のエリオットからの経営陣刷新要求を受け、昨年11月のアルコアからの分割以降で最高値を付けた。

  エリオットとアーコニックの広報担当者はコメントを控えた。

 一方、アーコニックの12人の独立取締役は、全員一致でクラインフェルトCEOに対する支持を表明した。

原題:Elliott Backs Off Arconic Valuation Claim a Week Into Fight (1)(抜粋)

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