6日の米株式相場は小反落。欧州市場での株安の流れを引き継ぎ、売りが優勢になった。S&P500種株価指数の11セクターのうち9セクターが下げた。トランプ政権が公約した成長政策の時期や規模を見極めたいとの思惑があり、金融市場全体で慎重な雰囲気が広がった。

  賃金の伸び悩みやまだら模様の小売企業決算を背景に、米個人消費の強さへの疑問が強まり、景気敏感株が下げ、S&P500種は最高値近辺から下落した。  

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%下落して2292.56で終了。ダウ工業株30種平均は19.04ドル(0.1%)安の20052.42ドルで終えた。

  
  ニューヨーク原油が1.5%下げたのを背景にエネルギー株は0.9%安と、セクターとしては下げが最もきつかった。資本財は上げ幅をほとんど失い、金融株は下げに転じた。

  S&P500種の変動率は1月7日以降、1%を超えていない。これは昨年9月以降で最長。

  4CAST-RGEのシニアエコノミスト、デービッド・スローン氏(ニューヨーク在勤)はリポートで、「米金融当局者は労働時間の強い伸びを、完全雇用に近づいており利上げは適切だとの見方を裏付けるものとみなすだろう」とした上で、「唯一気がかりなのは、1月の平均時給が減速したことであり、リフレ見通しにとって問題だ」と指摘した。

  トランプ政権からの発言に引き続き注目が集まっている。選挙直後は強気だったが、今ではトランプ大統領の公約が貿易戦争を引き起こすと警戒する者もいる。

  この日はS&P500種構成銘柄の中では21世紀フォックスなど9社が決算を発表。ブルームバーグがまとめたデータによれば、構成企業の半分以上が決算を発表し、そのうち4分の3で利益が予想を上回り、約半数で売り上げが予想を上回った。

原題:U.S. Stocks Drop as Slumping Oil Prices Weigh on Energy Shares(抜粋)
Treasuries Rise, U.S. Stocks Slip on Cautious Tone: Market Wrap(抜粋)

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