米複合持ち株会社ロウズのジム・ティッシュ最高経営責任者(CEO)は、税や規制、貿易面で世界的に不確実要素が数多くあることを踏まえると、株式と投機的な債券の価格押し上げの動きはリスクを反映していないとして市場に警告を発した。

  ティッシュCEOは6日、決算発表の電話会見で「それら市場での動きは、国内外の経済・政治的展望をめぐり未知のことが数多くある現状と顕著に対照的だ」とし、「これは深刻なずれであり、私は懸念している」と述べた。

  ティッシュCEOは、2016年におけるロウズの自社株買い規模が1億3400万ドル(約150億円)相当と、前年の約10分の1にとどまった理由を説明する際に、こうした慎重な見方を伝えた。

  CEOは「市場は完璧といえる水準にある。ここしばらくずっとそうだ」とし、「慢心がまん延している。だが私の経験から言えば、そうした状況が永遠に続くことはない」と続けた。

原題:Tisch Sounds Alarm on Stocks, Debt as Complacency Reigns Supreme(抜粋)

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