オッペンハイマーファンズで最高投資責任者(CIO)として2200億ドル(約24兆6600億円)を超える資産を管理するクリシュナ・メマミ氏(ニューヨーク在勤)によると、トランプ米大統領が就任してからこれまでの数週間、投資家は絶えずアプローチの見直しを迫られている。トランプ大統領が人事の指名や声明などを通じて送り出すシグナルは一貫していない。

  メマミ氏は6日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「市場の混乱を責めることはできない」と述べ、「私たちは選挙後に多くのことを経験した。明らかになりつつあるのはオバマケアであろうと財政刺激策であろうと、期待が現実となるには時間を要するということだ」と述べた。

  トランプ米大統領は5日、医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案策定が2018年にずれ込み、当初の予定より時間を要する可能性があることを明らかにした。このわずか数週間前には、大統領は厚生長官に指名したトム・プライス氏が承認され次第、オバマケアの代替案を提出すると述べていた。

  一方、行政管理予算局(OMB)局長に指名されたミック・マルバニー下院議員(共和、ノースカロライナ州)は財政赤字の縮小に焦点を合わせている。メマミ氏は財政赤字の是正を優先する同議員がOMB局長に就任した場合、景気浮揚策がより複雑化すると警戒している。

  同氏はトランプ大統領が掲げた公約のうち実行される可能性が高い分野への投資を助言している。

原題:Don’t Blame Market for Being Baffled by Trump, Bond Manager Says(抜粋)

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