ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用するビル・グロース氏は、世界の中央銀行による資産購入が今後も金融市場を支配し、金利を人為的に低く抑える状態は続くと予想した。

  同氏は6日発表した月次投資コメントで、米10年債利回りは徐々に上昇するだろうが、「米国外の中央銀行による親切な量的緩和政策(QE)のおかげで」、人為的に低い状態が続くとの見通しを示した。「欧州中央銀行(ECB)と日本銀行のQEがなかったら、米10年債利回りは比較的すぐに3.5%に達し、米経済はリセッション(景気後退)に落ち込むだろう」とした。

  同氏は1月に、米10年債利回りが2.6%を超えれば債券弱気相場を示唆すると述べていた。

  またQEをヘロイン中毒の治療に使われるメタドンにたとえ、「投資家は当面、QEというメタドンに逆らわず、むしろ喜んで受け入れなくてはならない」とし、「量は減らされるかもしれないがQE投与は継続されるだろう。メタドンはヘロイン中毒よりはずっとましだが、不健全な資本主義の均衡を生み続け、いつかはツケが回るだろう」と記述した。

原題:Gross Says Investors Must Embrace ‘Financial Methadone’ of QE(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE