6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):前週末比3.4%高の754.7円。2016年10-12月期純利益は前年同期比17%増の2964億円だった。マイナス金利政策の影響で貸出利息など資金利益はやや減少したが、国債売買益など市場関連収益が好調だった。17年3月期純利益予想は8500億円を据え置いた。クレディ・スイス証券は、円安効果を割り引いても良好な決算だったと評価。第4四半期には好調な決算を発表したモルガンスタンレーの業績が反映されることから、会社側の通期純利益計画を大きく上回る見込みとみる。同証予想は1兆941億円。

  ヤフー(4689):15%高の529円。16年10-12月期営業利益は前年同期比20%増の518億円だった。野村証券では、強気の同証予想499億円を上回り好調だった、最もポジティブだったのは検索連動型広告の増収転換と評価した。同証による業績予想を上方修正し、目標株価を590円から640円に引き上げた。投資判断「買い」は継続する。

  ホンダ(7267):2%高の3493円。17年3月期営業利益計画を6500億円から前期比56%増の7850億円に上方修正した。市場予想は7704億円だった。年間配当計画は88円から92円に引き上げた。クレディ・スイス証券は、コストダウン効果や販売費・一般管理費の減少が想定を上回り、10-12月期営業利益2077億円は同証事前予想や市場期待値に対し、大きく上振れたと指摘。

  UACJ(5741):14%安の306円。国内やタイの缶材、IT関連向けなどの販売量が計画を下回ると見込み17年3月期純利益計画を90億円から前期比37%増の70億円に下方修正した。SMBC日興証券は、通期計画の下方修正は予測しておらず、ネガティブサプライズだと指摘。タイ工場の立ち上げ遅延などでもともと未達と予測していたが、中期経営計画の目標引き下げもコンセンサスを下回りネガティブな印象だとした。ジェフリーズ証券では、投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

  イビデン(4062):14%高の1779円。17年3月期営業利益計画を1億円から50億円に上方修正、市場予想14億円を超過した。電子とセラミックの各事業の売上高が想定を上回ったほか、為替が円安基調で推移したことも寄与。野村証券は、減価償却費と販管費を中心に固定費構造を見直し、今期営業利益予想を11億円から55億円に増額した。

  日本触媒(4114):5.9%安の7240円。16年4-12月期の営業利益は前年同期比39%減の152億円だった。ゴールドマン・サックス証券は、10-12月期営業利益は56億円と同証予想70億円に対しやや弱い進ちょくで、インドネシアの設備トラブルの影響を除く実体ベースでも回復が鈍いと指摘。特に高吸水性樹脂(SAP)事業は減益トレンドが継続し、マージンの回復が後ろ倒しになっている印象だとしている。

  キッコーマン(2801):5.6%安の3370円。16年10-12月期営業利益は前年同期比8.3%減の93億1500万円だった。野村証券は、為替影響を除いても持ち株会社で広告宣伝費が増加し、第3四半期は微減益と指摘。海外は卸売事業で収益性が低下、為替変動の影響と推測していた。

  フジ・メディア・ホールディングス(4676):6.5%安の1503円。17年3月期営業利益予想を272億円から、市場予想265億円を下回る前期比横ばいの244億円に下方修正した。フジテレビの放送収入の回復遅れなどを見込む。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、通期予想はコンセンサスを下回るなど、決算が株価に与える影響はネガティブと指摘。1月以降の視聴率低迷による放送収入事業の不振持続やヒット作不足による音楽映像事業の収益悪化などで計画達成に不透明感があるとの見方を示した。

  SANKYO(6417):4.3%高の3885円。16年10-12月期営業利益は前年同期比4.6倍の78億8500万円だった。17年3月期営業利益計画は30億円で据え置いたが、みずほ証券では、多少の上振れは期待できそうだと指摘。現在の株価は第3四半期末で約4200円というBPSを下回っており、堅固な財務内容から減配リスクも小さいため、株式市場全体の不透明感が強まる場面では注目されやすくなるだろうとの見方も示した。

  日本水産(1332):8.6%高の593円。17年3月期営業利益計画を195億円から前期比11%増の215億円に上方修正した。SMBC日興証券では、株式市場では同社業績を水産市況頼みと捉える向きがあるが、収益改善の質的転換は着実に進展、業績も株価も堅調に回復すると想定。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は780円から810円に引き上げた。

  キョーリン製薬ホールディングス(4569):11%安の2219円。16年4-12月期営業利益は前年同期比50%減の73億1300万円だった。薬価改定や長期収載品の処方数量減により国内で新医薬品の売り上げが減少、後発医薬品のウエート増加による原価率の上昇や一時金収入の減少なども響いた。17年3月期営業利益計画を145億円から前期比49%減の100億円に下方修正した。

  シスメックス(6869):7.3%安の6210円。16年4-12月期営業利益は前年同期比15%減の392億円だった。血球計数検査や免疫検査試薬を中心に国内販売は伸びたが、海外販売で円高の影響を受け、全体の売上高が2.6%減ったことが響いた。ゴールドマン・サックス証券は、第3四半期営業利益は同証予想の423億円を下回って推移、中国での代理店の在庫調整など売上高の未達、原価率の悪化が乖離(かいり)の主因だとみている。

  アイスタイル(3660):150円(20%)高の883円ストップ高。16年7-12月期営業利益は前年同期比20%減の7億3100万円だった。SMBC日興証券では、会社計画通りの営業減益としたうえで、10-12月期では前年同期比2.3%の営業減益で7-9月の36%減に比べるとモメンタムは大幅に改善してきたと指摘。BtoBサービスが増益で着地した点をポジティブに評価しているとした。

  ホシデン(6804):17%高の1015円。16年4-12月期純損益は17億4800万円の黒字に転換した。前年同期は63億3400万円の赤字。期末配当予想を3円から5円に増額した。同時に発行済み株式総数の3.25%に当たる200万株、金額で22億円を上限に自己株取得をするとも発表。

  帝人(3401):5.3%安の2228円。足元の円安傾向などを反映し17年3月期営業利益予想を530億円から前期比17%減の560億円に上方修正すると6日午前に発表。ただ。市場予想580億円は下回った。同時に発表した17-19年度の中期経営計画では、ROE10%以上、投入資源3000億円(3年累計、設備投資+M&A枠)、配当性向目安は純利益の30%との方針を示した。

  日本電気硝子(5214):6.4%高の696円。17年12月期営業利益は前期比23%増の240億円の見通し。7月1日に5株を1株に併合、単元株式数を1000株から100株に変更する。

  住友ベークライト(4203):3.1%高の676円。16年4-12月期営業利益は前年同期比37%増の116億円だったと6日午後に発表。半導体関連材料や高機能プラスチック製品の販売増や構造改革による販売内容構成の好転、固定費削減効果などが寄与した。

  LIXILグループ(5938):5.8%高の2790円。10-12月期営業利益は前年同期比11%増の310億円だった。17年3月期営業利益計画は650億円で据え置いた。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE