株式市場は持続不可能な「シュガーハイ(砂糖の過剰摂取による興奮状態)」に陥っている恐れがあるとの見方を、世界最大の投資信託会社である米バンガード・グループが示した。投資家が織り込むトランプ政権の経済成長促進策は、実際の景気改善によって裏付けられないかもしれないと指摘した。

  バンガードのティム・バックリー最高投資責任者(CIO)は今週ロンドンの同社オフィスで行われたインタビューで、「バリュエーションが高いため、調整入りまであとわずかだろう」と予想。「高いところで不安定になっており、バランスを失いやすい状態だ。外からちょっとした衝撃があるだけで、ボラティリティは市場に戻ってくる」と続けた。

  1990年代後半から2000年代初めのドットコム・バブルを乗り切ったバックレー氏は、トランプ氏が大統領選で予想外の勝利を収めて以来の株高について、ドットコム・バブル当時の「高揚感と狂乱相場の足下にも及ばない」としつつ、株価が依然ファンダメンタルズを先回りしているリスクはあるとの認識を示した。

原題:Vanguard Warns of Trump ‘Sugar High’ as Markets Ignore Risks (1)(抜粋)

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