米シカゴ連銀のエバンス総裁は、米経済を下振れリスクから守るために利上げは緩やかなペースで実施するべきだと発言。リスク次第では金融政策の針路反転を強いられる可能性があるという。

  エバンス総裁は3日、イリノイ州オリンピアフィールズで講演。事前原稿によると、「実体経済に十分な成長バッファーを与えるため、適切な政策として緩慢なペースでの正常化が必要になると確信する」と発言。下向きのショック次第ではゼロ金利に逆戻りしかねないため、そうしたショックに耐えられるようバッファーが必要だと述べた。

  総裁は講演後、記者団に対し、昨年12月に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の経済予測について「私の提出した見通しは今年2回の利上げだったが、この調子だと3回利上げもありえそうだ」と指摘。今年3回の利上げでも「違和感はないかもしれない」と語った。

  総裁は2017年と2018年の経済成長見通しをともに0.25ポイント引き上げたことについて、財政出動への期待が「主な理由だ」と説明。

  「スタッフと私はわずかな変更を加えただけだ」とし、「まだ立法プロセスの初期段階だ。一段の詳細が求められる」と話した。

  総裁は「リスク管理政策は目下、より困難なゼロ金利制約に将来直面する可能性を低下させる政策へと傾斜しがちだ」と続けた。

原題:Fed Should Go Slow to Avoid Return to Zero Rates, Evans Says (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE