今年最初の欧州連合(EU)サミットが開かれたマルタの首都バレッタでは、その場にいないドナルド・トランプ米大統領が影を落としている。EU軽視と取れるトランプ氏の発言や姿勢に、サミットに集まったリーダーから厳しい意見が相次いだ。

Francois Hollande speaks to Theresa May on Feb. 3.
Francois Hollande speaks to Theresa May on Feb. 3.
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  フランスのオランド大統領は「米大統領の幾つかの発言によって欧州が何をするべきか、するべきでないかの圧力がかけられる事態は受け入れられない」と記者団に述べた。

  トランプ政権の欧州連合(EU)大使候補だというテッド・マロック氏は3日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、EU加盟国は英国のように離脱を問う国民投票を実施すべきだと発言。欧州と米国の不協和音を際立たせた。

  ドイツのメルケル首相は「欧州の運命は欧州が決める」と言明した。また、ユンケル欧州委員会委員長は、EUはトランプ米大統領に「脅かされていない」とした上で、「しかしながら、米新政権はEUについて詳細を知らないとの印象を時折受けるため、説明の余地はあると思う」と語った。

トランプ政権EU大使候補:ドイツは為替操作、EU諸国は国民投票を

原題::Trump Ghost Looms Over EU Summit as Leaders Push Back (1)(抜粋)

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