インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムが2日発表した昨年10-12月(第4四半期)売上高は予想を下回った。同時に明らかにした今四半期の売上高見通しも予想に届かなかった。倉庫や映画、端末への投資増加がまだ成長加速につながっていないとの懸念が高まった。

  発表資料によると、10-12月期の売上高は前年同期比22%増の437億ドル(約4兆9300億円)。純利益は7億4900万ドル(1株当たり1.54ドル)と、前年同期の4億8200万ドル(同1ドル)から増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は、売上高が447億ドル、1株利益が1.36ドルだった。アマゾンによれば、今四半期の売上高は333億-358億ドルの見通し。アナリスト予想は360億ドル。

アマゾンの配送品
アマゾンの配送品
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

  アマゾンは為替相場変動が10-12月期増収率を2ポイント押し下げたと説明した。10-12月期のウェブサービス収入は35億ドルで、前年同期比47%増。クラウドコンピューティングはアマゾンにとって急成長事業で、収益性が最も高い部門だが、7-9月(第3四半期)の55%増と比べて伸びが鈍化した。同部門の料金引き下げが伸び悩みの要因だとJMPセキュリティーズのアナリスト、ロン・ジョジー氏は指摘した。

  営業費用は23%増の425億ドル。同費用には在庫・配送用の57億ドルも含まれており、これらは主にプライム会員向けの迅速配送注文向けの経費。ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パクター氏は、アマゾンは収入が増えているにもかかわらず、前年比で減益と予想しており、このため投資家は経費に関して懸念していると指摘した。

  同社の株価は時間外取引で一時4.6%下落した。

原題:Amazon Revenue Misses Estimates on Holiday Sales (Correct)(抜粋)

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