米独立系石油・天然ガス会社アナダルコ・ペトロリアムの2016年10-12月(第4四半期)の純損益は赤字となり、その額は市場予想を上回った。米エクソンモービルやシェブロンに続くアナダルコの業績不振で、石油業界が低迷を脱していないことがあらためて示された。

  1月31日の発表資料によると、10-12月期の純損失は5億1500万ドル(約590億円、1株当たり94セント)。赤字幅は前年同期の12億5000万ドル(同2.45ドル)からは縮小したしたものの、ブルームバーグがまとめたアナリスト21人の予想平均(約2億6500万ドル)の約2倍。売上高は23億9000万ドルと、前年同期の21億2000万ドルから増加した。

  アナダルコは発表資料で、数十億ドル相当の資産を売却し、テキサス州西部やロッキー山脈地域のより利益が見込める油田に注力する計画を推し進めていることを明らかにした。

  原油価格は昨年11月から上昇に転じており、アナダルコなど米石油企業の見通しを明るくしてはいる。昨年は石油業界で何千人もの人員削減が実施され、掘削予算も縮小。ただ、原油価格の上昇がどの程度の助けになるかの確定には時期尚早だと、エドワード・ジョーンズ(セントルイス)のアナリスト、ブライアン・ヤングバーグ氏は語る。

  同氏はアナダルコの決算発表前に送付した電子メールで、「今年は小幅な黒字というのがコンセンサスだ」と指摘。「依然としてマイナスの影響はあるが、明らかに15年や16年ほどではない」と説明した。

原題:Anadarko Losses Worse Than Expected as Big Oil Pains Linger (1)(抜粋)

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