トランプ米大統領の政権移行チームのメンバーで経済顧問のアンソニー・スカラムーチ氏は、ホワイトハウスの公共連絡・政府間問題局の局長に指名されることになっていたが、資産開示をめぐる政府倫理局(OGE)による審査の遅れのため、代わりに大使か他の役職への就任を同氏に打診することが検討されている。政府高官の1人が明らかにした。

  政府高官によれば、スカラムーチ氏の資産開示をめぐるOGEの審査は最大90日かかる可能性があり、ホワイトハウスはそれまで待つことを望んでいないという。

  スカラムーチ氏の指名は正式に発表されておらず、同氏にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。事情に詳しい関係者の1人によれば、トランプ大統領は最近数日の間にスカラムーチ氏に支援を約束したという。

  OGEの報道官は、同氏の起用について審査請求を受けていないと説明。「ホワイトハウスの指名が行われない段階でOGEの承認は必要ない。この件にOGEが関与し、プロセスを遅らせているかのように伝えられているが、正確ではない。OGEはこの件に全く関与していない」と匿名を条件に語った。

  スカラムーチ氏(53)は、自ら創業した米投資会社スカイブリッジ・キャピタルの株式45%を売却することで先に合意。この取引で同社の企業価値は1億8000万ドル(現在の為替レートで約203億円)以上と評価された。

原題:Scaramucci Adviser Role Said to Be Revisited by White House (2)(抜粋)

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