1日の米国債相場は下落。ただ午後に入り下げを縮める展開となった。連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が一部トレーダーの予想よりハト派寄りの内容だったことが背景にある。2年債利回りは年初来高水準から離れた。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.47%。2年債利回りは1bp未満上昇の1.212%。午前中は米国の雇用や製造業の指標が予想より力強い内容だったことを受けて、幅広い年限で一時5-7bp上昇していた。FOMC声明は、消費者と企業のセンチメント改善に触れる一方で、市場における年内2度の利上げ予測を変えるものではなく、2ー5年債を中心に利回りは上げを縮めた。

  シティグループの米金利グループのストラテジスト、ウィリアム・オドネル氏は「FOMCが3月利上げを示唆するとの懸念がわずかにあった」とした上で、それがなかったことから「フロントエンドが戻し、ほぼ横ばいの水準に近づいた」と分析した。

  5年債と30年債の利回り格差(イールドカーブ)は、FOMC声明発表前に一時3.9bp縮小して111bpとなったが、発表後は前日比ほぼ変わらずとなった。

  2年債利回りは一時5.6bp上昇して1.26%となった。これは昨年12月28日以来の高水準。ADPリサーチ・インスティテュートが発表した1月の米民間部門の雇用者数は市場エコノミストの最も楽観的な予想を上回った。また米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は2年ぶり高水準に上昇した。

原題:Treasuries Pare Declines After Dovish Fed Policy Statement(抜粋)

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